5月20日の特別授業では、名古屋市教育委員会事務局 文化財保護室の長谷川洋一さんに「「名古屋めし」と地域の食文化」というテーマで授業を行っていただきました。
「名古屋めし」は、実際には名古屋を含む愛知県・岐阜県・三重県の料理を指して使われています。古くから伝えられてきた食文化と新しく広まった食生活の習慣が融合することで、約70年前に「現在の名古屋めし」が生まれました。
代表的な名古屋めしであるみそカツやきしめん、ひつまぶしには、「豆みそ」と「たまり醤油」が使われています。
日本各地には、他にも「米みそ」「麦みそ」や「濃口醤油」「薄口醤油」「再仕込み醤油」「白醤油」など様々な味噌や醤油があります。豆みそとたまり醤油の大きな特徴は、同じ原料(大豆と大豆麹)と工程で、長時間の発酵によってつくられることです。
豆みそやたまり醤油と、約70年前に新たに流行したカツやホルモンとの組み合わせや外食・屋台文化との相性の良さから、「名古屋めし」は生まれました。そして、1970年頃からは観光や地域おこしとも関連し、現在では名古屋を代表する文化のひとつとして人気を集めています。
古くから伝えられてきた食文化が注目されることで「再発見」され、積み重ねられてきた地域の食文化の重要性は増しています。今回の特別授業のテーマは愛知県・岐阜県・三重県の料理「名古屋めし」でしたが、他の地域の食文化にも注目してみると、新たな発見があり面白いかもしれません(日本語学科4年 O.M)。

