多元文化交流第16號 (Vol.16, 2024)
本学系の紀要である本誌『多元文化交流』は、これで第 16 号になります。今回の特集は、「ポピュラーカルチャーの交流と社会形成」と題し、台湾と日本、アメリカで活躍 する書き手による、現代大衆文化についての文章を集めました。台湾書籍の日本での翻訳出版 事業や、台湾漫画の描くテーマの変遷、アメリカでの日本漫画の編集、中国語圏の SF の日本で の受容と翻訳、社会現象としての台湾妖怪関連書籍、台湾児童文学の日本での翻訳、日本漫画 のジェンダー表象と日本語・異文化教育、台湾における初音ミク現象、デジタル時代のコンテンツ とその越境、アニメ作品にみる管理社会と、現代ポピュラーカルチャーについて、多種多様な切り 口からの国際色豊かな論考を掲載することができました。
多元文化交流第15號 (Vol.15, 2023)
今回の特集は、 2023 年に 東海大學日本語言文化學系 の創立 30 周年記念として開催された国 際学術シンポジウム ・ 「 異 『 語言 』 接觸與『未來』 」での、当日の基調講演および研究発表に基づい たものです。昨今は、 AI 技術の発達により、言語教育の意義とあり方の再考察が求められている …
多元文化交流第14號 (Vol.14, 2022)
二一世紀に入り、国際的な社会構造やメディア環境の激変等を背景に、多くの国や地域で人々のコミュニケーションスタイルが大きく変化したことについては、これまでしばしば語られてき た。二○世紀に形成された、新聞、雑誌、ラジオ、テレビ等によるマスメディア体制の中では、情報 を発信する力をもつ人や組織は限られて …
多元文化交流第13號 (Vol.13, 2021)
第 13 號の特集は,教育関係者の社会的責任,教育関係者の社会貢献について考えるものである.教育の関係者たちは社会とどのように関わり,社会に対してどのような貢献を行っているのか,具体的な実践の様子や,活動のあり方について論じていただきたいと思う. …
多元文化交流第12號 (Vol.12, 2020)
本特集は、現代社会における「台湾」をめぐる表象のあり方を探求するものである。台湾および日本では「台湾」についてどのような表象が形作られ、それはどのような社会的・文化な脈絡と機能をもち、さらには歴史的にどのように位置づけられるものなのだろうか。 …
多元文化交流第11號 (Vol.11, 2019)
本学系の紀要である本誌『多元文化交流』は、これで第11号になります。 これまでに本誌は、創刊号の「多元文化のいま」をはじめとして、台湾と日本を軸として、ひろくアジアにまたがる社会・言語・教育・文学の諸問題について、さまざまな特集を組んできました。題目名は、「自律学習の今 台湾の教育現場から」「『移動 …