今回の春季の合宿活動は、2月10日から2月15日まで東海大学主催のもと台中で行われました。日本側からは愛知県立大学、人間環境大学、および東京女子大学の学生が参加し、台湾側からは東海大学日本語言文化学科の学生だけではなく、1年以上の日本語学習歴を持つ歴史学科、畜産学科などの様々な学科の学生も参加しました。それぞれの背景と言語レベルの違いから、多様な話題とアイデアが生まれ、台日学生たちのコミュニケーションがより促進されました。日本と台湾だけではなく、同じ国同士の学生の間にも積極的な交流が生まれました。
写真1.歓迎会の様子
写真2.夜遅くまで交流を楽しみました!
合宿活動に向けて、活動のおよそ2か月前から各グループで準備を進め、グループ会議を通してインタビュー先のお店、インタビュー内容などを事前に議論しました。およそ2か月の準備期間、日本と台湾の距離の問題はあったものの、コロナを経験した私たちはTeamsなどのオンライン会議アプリを巧みに使って無事に事前準備をすることができました。しかし全てが上手くいくわけではなく、特に言語の問題は著しかったです。参加人数が最も多かった今回の活動において、お互いの言語レベルの違いが顕著に現れてしまいました。そして、通訳も上手くできず、誤解が生じてしまうこともありましたが、メンバー同士で何度も確認を行い、字幕や写真、翻訳アプリなどのツールを使用して、全ての困難を乗り越えることができました。準備万全で臨んだ合宿活動は順調に進み、途中でグループ内での衝突があったものの、他のグループの仲裁のおかげで、最終的に台日社区交流が目指す目標を果たすことができました。_250221_1.jpg)
写真3.全体会議で今日のフィールド調査で調べたところや行ったところを報告しました
今回の合宿テーマは「100年老店にみる持続可能性」です。合宿の流れは、最初にオリエンーテション、つづいて活動でする調査の計画、目的などのポスター発表、歓迎会、各グループのフィールドワーク、成果発表会、送別会を行いました。ポスター発表では、グループごとに「100年老店がどのようにしてコロナ禍の社会変化に適応してきたのか」「昔ながらの伝統的な料理がどのように特色を保ちつつ時代に順応してきたのか」などの調査で聞きたい質問を発表しました。ポスター発表後には歓迎会を行い、オンライングループ会議以外で初めてグループのメンバーと対面しました。初めて会ったにも関わらず、お互い話題が尽きませんでした。活動中は互いに助け合い、絶対に徹夜しないという目標を宣言するグループもありました。各グループでインタビューをしたところは、台中の名物である太陽餅の老舗「陳允寶泉」、第二市場の郷土料理「蔴薏湯」、鹿港の伝統的な菓子店「鄭玉珍」を調査しました。また、飲食店だけに対象を絞らず、伝統的な提灯のお店に行き、現地の職人にインタビューを行ったグループもありました。最後に、東海大学で行われた成果発表会は、オンラインでも開かれ、台日社区交流の理念から、発表と質疑応答は日本語と中国語の2言語の同時進行で行われました。2か国語の意見を瞬時に通訳し伝えたことで、互いに即時に理解することができました。
写真3.最後の発表会
今回の春季の活動では、日本語言文化学科以外の学生も参加しました。日本側から参加した学生の中国語能力も必ずしも同じではなく、コミュニケーションにおいて学生たちの交流能力が試されました。しかし、日本語言文化学科の学生の通訳に頼るだけではなく、ボディランゲージやテクノロジーを巧みに使って互いのコミュニケーションを円滑に進めました。この過程において、私たちは言語と文化の障害を乗り越え、異文化間の考え方の違いに気付いて理解し、尊重し受け入れ、議論をまとめあげることができました。これにより真の台日社区交流を実現することができました。
(新聞記事担当:古井、孟令儀、高銘鴻)
