


日本語言文化學系で開講されている「日語討論與表達(二)」(学部生25名。担当、佐藤良子(内田良子))の授業と愛知淑徳大学グローバルコミュニケーション学部福本明子ゼミ(学部生9名)、愛知大学現代中国学部加治宏基ゼミ(学部生8名)が連携しオンラインで合同授業をしました。
「日語討論與表達(ニ)」の授業では自分の考えや意見を日本語で言えるようになるだけではなく、相手の意見に耳を傾けることや現代社会が抱える課題について理解を深めることも目標にしています。今回の合同授業では、東海大と愛知淑徳大、愛知大の学生が7つのチームを作り、小グループの活動をしました。活動では、はじめにお互いの自己紹介や大学紹介をし、その後、グループで決めたテーマについて議論しました。
テーマは「キャリア選択はジェンダーに影響されるか」、「舞妓(という文化)の規範は時代によって変わる必要はあるか」、「大学での服装はちゃんとすべきか」など、教育やジェンダー、社会規範などについて取り上げました。
参加した学生の声を紹介します。
・合同授業によって日本人と台湾人の文化交流ができて、とても嬉しかった。特に、日本の学生は舞妓さんに対して、それは日本の伝統的な文化なので、舞妓さんのルールを破損しない方がいいと述べた。この古い文化を守る価値観は台湾人より文化保存の意識がもっと強いと思う。違う立場から意見を聞いて、色んなことを勉強した(東海大・3年生)。
・今回3大学の学生と交流する貴重な機会をいただきありがとうございました。東海大学の学生さんの発表は入念な準備がされていて発表の内容も興味深かったです。私は「塾は必要なのか?」というテーマから台湾と日本の違いを見ていく中で、討論にて同じような観点を持っていたり、また全く違った意見を持っていたり面白かったです。特に塾(家庭教師)は必要か?という質問に私達日本人は必要と答えたのに対して東海大学の皆さんは必要ないと答えたのが印象的でした。また何かの機会で交流ができたらと思います(愛知大・3年生)。
・台湾の生徒さん達のPPTの準備や下調べがとても細かくて、また、話す内容もきちんと用意されていてとてもスムーズに話を進めることが出来ました。リーダーの司会進行がとても上手で私も見習いたいと思うくらいでした。私達の議題の図書館は必要かというトピックでは、さほど国によって意見が異なるということはなくて、同じような考え方だったので、国によって全部違うというわけではなくて、同じ考え方の時もあると改めて感じたので、とても良い経験でした。また機会があれば交流したいです(愛知淑徳大・3年生)。