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(文責 吳章彤・林楡娟・賴彦銘)
台日社區交流は東海大学日本語学科で20年間続いている活動です。この活動の主旨はテーマを設定して、台湾と日本の学生たちが一緒にテーマについて討論し、考えることです。参加者はテーマと両国の文化を深く理解できますし、お互いに交流もできます。
今学期の活動は期末発表だけでなく、七月五日から九日まで四日間のツアーも三年ぶりに再開されました。日本に行って、交流校の愛知県立大学で発表したり、フィールド調査に行き、施設を見学したりしました。
学期の期間は、二週間に一回愛知県立大学の学生たちとオンラインで交流しました。これにより、学生たちは充分討論ができました。今回のテーマはペットと人間との関係です。学生たちが二つのグループに分かれ、活動を行いました。グループで決めた研究の課題を達成するために、学生も空いてる時間を利用して、話し合いました。期末発表の時、ペットのマイクロチップと安楽死についての研究を発表しました。
愛知県(日本)で学生たちは現地調査を始めました。現地調査は二つのグループに分けられました。一方は名古屋市の保護猫カフェ「笑猫」へ行って、もう一方は名古屋市動物愛護センターを見学しました。保護猫カフェのグループは東海大学の王怡人先生と愛知県立大学の東弘子先生に引率されました。保護猫カフェの店長は学生たちに苦境に陥る猫が直面している問題を紹介しました。同時に、猫たちとのふれあい方についても教えてくれました。さらに、TNR(注)という野良猫を減少させる取り組みも紹介してくれました。今回の見学を通して、学生たちは日本が直面する野良猫の問題と対処方法について改めて考えることができました。
もう一つのグループは東海大学の佐藤良子先生に引率されて、名古屋市動物愛護センターを見学しました。学生は獣医師との交流を通じて、名古屋市動物愛護センターの現状を理解し、台湾でのペット事情について意見交換しました。今回の見学で、台湾の学生は日本の動物保護の理解を深めただけでなく、名古屋市動物愛護センターが直面している困難点や歴史についても知ることができました。そして、それと同時に台湾のペットの飼育環境について改めて顧みる機会になり、勉強になりました。
今回のツアーはただ参加するだけでなく、愛知県立大学国際関係学科の一年生に研究結果を発表しました。これもこのツアーの一つの特徴です。そして、台湾の学生は東海大学の日本語学科についてもPPTを使い紹介しました。私たちの発表により、愛知県立大学の学生にとって東海大学の印象が深くなったことでしょう。また、このような活動を通して、距離があっても、日台の学生がよい交流ができるということも伝わったことでしょう。 台日社區交流は両国の学生たちの交流を成功させました。しかも、今回の活動は、今後の交流活動の堅実な基礎となるでしょう。このような活動は学生の学習経験を豊富にさせ、異文化理解も深めることもできます。参加すると、いい経験と思い出になると思われます。
注: TNRとは猫を安全に捕獲するTrap(トラップ)の「T」 、新たな子猫を生まないように不妊手術をさせるNeuter(ニューター)の「N」、猫を元にいた場所に戻すReturn(リターン)の「R」の頭文字からできたことば