《越境文化論》では、毎年、“越境的な議論を作る”という課題で、履修者たちが展示や討論会を作成して行っています。最初は「私たちには関係ないよ」と思う話題も、少し考えたら自分にも関係があるし、意見を言ったり、積極的に関わりをもっていくべきことがらはたくさんあります。
そんな中から、今年は「難民になるということ」というのをテーマに選びました。気候変動による大規模な災害、紛争、戦争などで皆さんがもし難民になるとしたら、どうやって、どんな場所に逃げますか。逃げた先でどんな生活が送れると思いますか。そんなことは絶対に起きないと思いますか。
ウクライナの戦争が起きて、世界中で「住む場所を奪われた人々」の数は初めて1億人を超えたそうです。その人たち全員が「難民」という名前で呼ばれるのかどうかは政治的な問題ですが、実質的に住処を奪われる人の数は長い目で見て増加する一方です。ちょっと忙しい手を止めて、一緒に考えてみませんか。
この展示を見て、アンケートに答えていただけると助かります。また、6月16日(四)の夜19時から21時、この展示に基づくオンライン討論会をしますのでぜひご参加ください。(討論URL:https://ithu.tw/ncOff)
日本語アンケート