本学系は、社会で実際に求められる実践的な多言語間交渉、多元文化調整能力の育成に力を注ぎ、そのために役に立つ日本語習得を目指しています。また、基本的な判断・観察力を養う訓練、社会人としての教養を育むことも目標としています。
開設科目は1、2年次では、基礎語学の科目を必修とし、さらに「多元文化導論」を出発点として「表象文化概論」「言語溝通概論」「社会文化概論」の各科目を、カリキュラム完成のための指標として開講しています。これらの科目を1、2年次に必修科目として履修し、その後本学系で勉強するための基礎を作ります。3、4年次には各領域において提供される多様な選択科目授業を履修しながら、4年次に「専題研究」という必修科目で卒業研究を行います。全体を通して、学生の自立した学習姿勢と思考の習得を促すよう、カリキュラムを設計しています。また日本の大学との種々の交換留学制度を有し、カリキュラム内外での交流活動を重視しています。
人文精神は東海大学が最も重視する優れた伝統であり、本学系はこの基本精神の下、教育理念を築き、教育目標のカリキュラム化を着実に達成してきています。