本学系の目標は、言語・コミュニケーション、表象文化・社会文化の領域における専門知識を有し、日台の交流や学術研究に貢献できる社会的実践能力をもつ人材の育成をすることであり、ことばはこれらの仕事を実現するための手段として位置づけられています。
では、ことばの学習は、どのようにあるべきでしょう。教科書の中の閉じた外国語の体系を頭に詰め込むことではないことだけは確かです。私たちに必要なのは、世界の知識、日本と台湾にある歴史と現実を知り、人々と共に仕事をし、そのために絶え間ないコミュニケーションを続けていくことです。そのためには、ことばを頭に詰め込む知識としてとらえるのではなく、自分の体の一部にして活用していくもの、と考えるべきでしょう。私たちの学科にはさまざまな日本語を使ったサークル、TA制度、学生会の活動、姉妹校との交流、華語中心の留学生との交流も盛んですが、これらの活動は人々との交流を可能にし、ことばを自分のものにしていくのに役立っています。