社会実践に役立つ言語能力を養成するために、教育目標を専門化し、「言語領域(言語・コミュニケーション)」、「文化領域(表象文化・社会文化)」の二つのカリキュラムの柱を立てています。カリキュラム設計にあたっては、規範性が強い言語や知識とどのようにつきあい、自立した思考力を育てていくかを最も重視しています。
言語能力を支える知識(リテラシー)と技能(スキル)は、1,2年次の必修科目によって作られる基礎の上に、2,3,4年次に供される多様な選択科目においても強化されるようカリキュラムを編成しています。しかし 、知識も技能も、複数の言語を行き来しながら何事かを為すための道具の一つであり、それ自体が目的ではありません。本学系が「言語領域(言語・コミュニケーション)」、「文化領域(表象文化・社会文化)」の二つの「内容」領域を設置しその履修を通して卒業研究を課す理由は、ここにあります。
カリキュラム概要
(1)1、2年次は必修科目による基礎知識、基礎技能の強化をすると同時に、カリキュラムの基本となる「多元文化導論」と「表象文化概論」「言語溝通概論」「社会文化概論」を必修科目として履修します。
(2) 3、4年次は「言語領域(言語・コミュニケーション)」、「文化領域(表象文化・社会文化)」の各領域の必選修科目を設け、学生各自が興味に応じて選択履修します。4年次には、学習の総仕上げとして「専題研究」(卒業研究)を行うことが求められます.